戦慄のリンク
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「ほんとにあった怖い話」「リング0 バースディ」の監督が仕掛けたジャパニーズホラー×チャイニーズサスペンスの新たな融合

解説

1990年代初頭、ビデオ映画「ほんとにあった怖い話」(現・フジテレビでドラマ化)を発表し、その後、世界を席巻するJホラーを手掛けた監督たちに多大な影響を与えた “Jホラーの父”こと『リング0 バースディ』『おろち』の鶴田法男監督。彼がエンタテインメントの発展著しい中国で、J(ジャパニーズ)ホラー×C(チャイニーズ)サスペンスを合体させた新感覚のAIサスペンス・スリラーが『戦慄のリンク』である。
中国からラブコールがあった鶴田監督は、中国の人気小説家マ・ボヨンの小説「她死在QQ上」を映画化するにあたり、国の方針として幽霊の存在自体認められていないことから、2015年にロシアから始まり、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなど、世界を巻き込んで大問題となった「青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件」からインスピレーションを受け、ネット小説を読んだ人たちが無残な死を迎える事件を解明しようとする若者たちに襲い掛かる「死」の恐怖を描くことになった。Jホラーの映像感覚と映画本編に仕組まれたギミック映像とともに、恐怖の謎が解き明かされる本作は、中国映画にこれまでなかった、新たなるサスペンス・スリラーを誕生させた。
主演は、台湾の人気男優で『返校~言葉の消えた日』やジャッキー・チェン製作の中国ドラマ「成化十四年〜都に咲く秘密〜」のフー・モンボーと、有名ブランドのモデルや「花より男子」の中国リメイクドラマ「流星花園2018」ほかテレビドラマで活躍する中国若手期待の女優スン・イハン。スタッフには、撮影に『曇天に笑う』の神田創、編集を『クライマーズ・ハイ』の須永弘志、音響効果に『事故物件 恐い間取り』の大河原将、照明を『私はいったい何と闘っているのか』の丸山和志、そして音楽をアニメ「約束のネバーランド」の小畑貴裕と日本の敏腕スタッフたちが集結した。
なお、中国では2020年10月のハロウィーン・シーズンに5000館で公開されている。

画像:映画「戦慄のリンク」のシーン 画像:映画「戦慄のリンク」のシーン 画像:映画「戦慄のリンク」のシーン 画像:映画「戦慄のリンク」のシーン

物語

世界を震撼させたロシアの「青い鯨事件」からインスピレーションを受けた、人間の無意識を洗脳する「死」の恐怖

画像:映画「戦慄のリンク」のシーン

大学3年生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、深夜に、従姉のタン・ジン(ニー・ムーシー)から電話を受ける。

小説家志望のタン・ジンは、あるネット小説を読んで怖くなり、シャオノアに電話したのだった。翌日にタン・ジンが通う大学のトン教授(ジョウ・ハオトン)の心理学の授業で会う約束をしていた二人だったが、時間になってもタン・ジンは現れなかった。昨晩のこともあり、シャオノアはタン・ジンの家に向かうが、そこで血まみれで死んでいた彼女を発見する。

画像:映画「戦慄のリンク」のシーン

公安警察のリー隊長(シャオ・ハン)からは検視では自殺の可能性が高いということを言われたシャオノアだったが、前日のタン・ジンとの会話から自殺をするような雰囲気ではなかったので、タン・ジンの大学の先輩で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンボー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナ(チャン・ユンイン)という女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。マー・ミンとともにネット小説の謎を探るシャオノアだったが、「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に死んでいることを知る。そして、その恐怖は二人に忍び寄っていた・・・

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